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2020年7月22日FITパワー コンクリートブロック塀耐震補強金具 の実験 
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FITパワー コンクリートブロック塀 耐震補強金具
こちらの記事は2020年7月21日の実験をもとに記載しており、
筆者の主観が多分に含まれていますのでご了承願います。

また、使用している写真等は大林株式会社のカタログ及びホームページより一部転載しております。

記載中の動画はスマホ撮影中、熱がこもりすぎたため、シャットダウンし、通しでの撮影ができなく途切れております。見苦しい点もありますがご了承願います。
危険な (危ない)ブロック塀を直す
FITパワーとは、コンクリートブロック塀の耐震補強金具です。
コンクリートブロック塀は原則として高さ1200mm以上の場合控え壁を3.4mごとに設けなければいけません。
しかしながら控え壁を設けない事例が多々あります。
ブロック塀の転倒や倒壊につながり、先の大阪や熊本での地震の際に死亡事故が起きており対策が急務となっております。
一般のお客様でも、ご自身の敷地に建つブロック塀の安全管理はご自身の責任となりますので
万が一の際には大きな賠償を伴います。

危険なブロック塀を一つでも減らせるお手伝いができることをYamasoは願っております。

FITパワー 他 静的水平力載荷試験

大林株式会社 
場所は岐阜県郡上市にあります、大林(だいりん)株式会社の本社工場敷地内。
Yamasoから新幹線を使って片道約3時間半ほど。長良川上流の風光明媚なところです。 
FITパワー 実験
FITパワー用の実験は4種類・
幅800mmブロック7段積みで、表面に控え壁、裏面に控え壁・表面にFITパワー。裏面にFITパワーを取り付けた物。
それぞれ荷重をかけ引っ張りどの時点で転倒するか?
ということです。
大林株式会社の主催、岐阜大学の協力のもと、官公庁の方々や、日本エクステリア建設業協会(JPEX)ほか40名程の方々が集まっておられました。


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こちらのコの字型の鉄骨をL字形状に加工したものがFITパワーとなります。

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FITパワー ブロック塀耐震補強金具
全体の形状はこのようになっています。ベース部分の長さは600mm高さはブロックの高さにより変更します。

実験開始

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ブロックの控え壁が350㎏程の荷重で転倒したのに対し、
FITパワーは1100㎏の荷重でも傾いて止まっています。
ブロック塀の控え壁よりも3倍もの力が加わっても転倒しませんでした。


これにより傾く危険性はあるものの、転倒して人命にかかわることは防げるものとして証明されました。

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ブロック塀は350㎏程の力で基礎ごと転倒。
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FITパワーは傾きはするものの1100㎏ほどの力で転倒はしませんでした。
これ以上は機械の都合上できなかったようです。

FITパワー アンカー
FITパワーは補強金具の下に耐腐食性のガラス繊維強化プラスチック製のアンカー25φの太さを1m。
その周りをコンクリートで固めて持たせている商品です。
表面的な基礎よりも深く入っている基礎の方がより転倒防止となっています。

FITパワー 内側に付けた場合

ブロック塀控え壁 内側に付けた場合
ブロック塀の内側にFITパワーをつけた場合でも強度は1t
以上の荷重に耐えました。
基礎は部分的にえぐれてしまうものの、転倒はせず、事故防止には十分に役立つものかと思われます。

FITパワー ブロック塀耐震補強金具
ブロック塀の内側にFITパワーをつけた場合でも強度は1t
以上の荷重に耐えました。
基礎は部分的にえぐれてしまうものの、転倒はせず、事故防止には十分に役立つものかと思われます。
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基礎部分は100mmほど持ち上がったものの転倒には至りませんでした。
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FITパワーをつけたブロック塀
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控え壁を付けたブロック塀

1.2m以上のブロック塀には控え壁が必要です。

実験結果では控え壁よりも補強金具FITパワーの方が強い結果となりました。
しかしながら高さ1.2m以上のコンクリートブロック塀には建築基準法により控え壁が必要です。
現在、既存コンクリートブロック塀にFITパワーを取り付け、控え壁代わりとして確認申請及び完了検査で通っています。
(自治体により異なる場合があります)

狭い場所や壊すことができなブロック塀の安全対策としてはかなり優れたものです。

大阪での地震以降、各自治体にて危険なブロック塀の点検見直し、補助金を使った改善工事が多くなっておりますが、Yamasoの地元横浜では個人所有、約9000件ほどの危険なブロック塀に対して300件ほどの改善と聞いております。
まだまだ街中にある危険なブロック塀を改善することで、皆様の安全な健康生活をYamasoは願っています。

Yamasoでの施工例

FITパワー施工例
YamasoでもFITパワーを使用した施工例があります。
メーカーの仕様としてはイレギュラーなケースではありますが、安全確保のための依頼。
隣の家の敷地が高く土圧というよりも建物の重みもあるのではないかというブロック塀。
壊すこともできずFITパワーで補強しました。

基本が解っていれば応用が利きます。
それがYamasoの強さの一つです。

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FITパワー Sモール(簡易貫通機)工法
ドリルで穴をあけ
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アンカーを埋め込みます
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FITパワーを据え付け
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グラウト材を流し込み固定
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FITパワーにさらに3段のフラットバーを本体に溶接固定。

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1.2~1.6m間隔にてFITパワーを据え付け。
本来はブロック裏面にプレートを取付け、ボルトで挟み込みますが、今回は片側からのみの施工。
ブロック7段。高さ1.4mでしたが100mmほどの傾き。
FITパワーと壁の隙間は、通常のモルタルよりも強度の高い無収縮グラウト材にて充填しました。

FITパワー 概要

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例えばこんな使い方

☆ 土留めとして使われている内側、外側ブロックの補強として
★ 土留め用型枠ブロックで基礎幅が取れない場合の補強として
☆ マンション等隣地境界でブロック塀が解体できない場合の補強として

これらはあくまでも使い方の例でありメーカーから推奨はされていません。
それでも現場状況により、どうにか行なわなければならない時がありますので、その時々の判断にてご対応願います。


使用(採用)する際の注意事項

☆ アンカー埋め込みとなりますので埋設配管、給排水ガス電気、樹木の根等がある場合は先に切り回し等の措置が必要となります。
 雨水・排水マスの位置を確認して、ふたを開けて配管の位置を確認しましょう。
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