コンクリート強度試験の結果、
翌日には28.9N/㎟
3日後には50.3N/㎟
となりました。
一般的には床のコンクリートは強度21Nで打設しますので一般車両の強度としては十分な値です。
これなら車を停めても大丈夫な強度といえるでしょう。
ただし、翌日でも強度はありますが、強度の進行はありますので、ひび割れしやすいとも言えます。
また、水分が低いためコンクリート中の粉体量が多くなり、粘性土の高いコンクリート。ベタベタなコンクリートになりやすいです。
表面の仕上げがしにくい
刷毛引きがしにくい
などの問題点もあります。
生コンプラントの話では
この配合だとスランプ8cmぐらいの固さかな?
という話でした。(通常は18cm:30cmの筒にコンクリートを入れてすぐにそれを持ち上げた場合に30cmから何センチ下がるか?という試験。)
スランプ8cmの場合ボトっと落ち、流れにくいのでコンクリートに隙間が出やすい。仕上げがしにくい。ということで流動性のある、建築標準的な18cmで行うことが多いです。
(ちょっと技術的なお話)
今回は都合上、圧縮強度の数値となっています。
一般的に舗装コンクリートでの強度指標は曲げ強度となり、およその換算値では曲げ強度の7~8倍が圧縮強度と言われています。
換算した場合、
翌日では3.6~4.1MPa
3日後では6.3~7.2MPa
大型車両通行基準としては4.4MPaとなっていますので、大型車両を翌日に開放するには、配合が少し足りないようでした。
(道路舗装として1日に通行する台数によりコンクリート厚みが異なります)