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2021年11月20日わかりやすい 令和3年度 横浜市 ブロック塀等改善事業 の手引き 交付申請受付は12月末まで ご検討の方はお早めに 


2年前より行われております、横浜市ブロック塀等改善事業。
令和3年度横浜市の事前相談は10月末にて締め切られました。
事前相談回答書受領された方は12月末まで申請の受付となります
工事完了は2月末までとなります
ご検討の方は早急にお願いします

昨年度までに横浜市より調査が終了し【事前相談による回答書】
が届いている方は
12月末までに申請を行いましょう

横浜市のHPによると
【これから事前相談をお考えの方へ】

今年度の補助金の申請に必要な事前相談の申込みにつきましては、10月末までとなっていました。
事前相談の申込みから補助金交付申請までの期間は2か月程度かかるため、これから事前相談を申し込む場合には今年度の補助金交付申請の締切(令和3年12月末)に間に合わない可能性が高い旨、ご了承ください。


【既に事前相談の回答(過年度分含む)を受け、今年度補助金交付申請をお考えの方へ】
今年度の補助金交付申請の受付は令和3年12月末までとなっています。

と記載されています。来年度以降補助金を利用したブロック塀改善事業を継続されるかは未定です
継続されるよう要望しておりますが、国からのブロック塀補助金事業が今年度で終了し、横浜市独自で行うものか現在横浜市議会にて検討中とのお話です。



横浜市からの説明ではよくわからない。と言う声も多く寄せられており、
Yamasoでは一般の方でも解りやすいように解説しますのでご参照ください

令和3年度 横浜市 ブロック塀等改善事業 ご案内

横浜市ブロック塀改善事業
横浜市ブロック塀改善事業
昨年までと異なる箇所は
①捺印書類の減少
②申請者の確認資料の提示(代理人申請の場合はコピー提出)
となっています

ブロック塀の改善事業については、

ア、道路等に面していること
 (道路法の道路、建築基準法第42条に規定する道路又は第43条第2項の規定にかかる空き地、その他これらに類するもので市長が認めるもの)
イ、高さ1m以上のブロック塀であること
 「ブロック塀等」とは、コンクリートブロック塀、コンクリート製の塀、石積塀、万年塀その他これらに類する塀)
ウ、地震時に倒壊するおそれのあるもの
 事前相談を受けた後、市職員又は市が委託する専門家が現地を確認し判定
と定義付けされています。

隣地境界ブロックは対象となっていません


ブロックをブロック塀と呼んでいますが
こちらは 塀とは道路や隣地を隔てる壁のようなものであり、
敷地の高低差を解消するためのブロックは、ブロック塀とはならず、ブロック擁壁。
ブロックによる土留めとなります。
土留めと塀では考え方が異なりますのでご注意ください

あくまでも土に接していない部分で道路から高さ1m以上のブロック塀が対象となります。

土に接している部分で1m以上の高さがあり危険と思われる場合は

2m以上の場合は

をご参照ください

どちらに当たるか不明な場合でも
担当部署は横浜市建築局企画部防災課 となりますので
お問い合わせください
TEL 045-671-2948

どんなブロックが危険?

ブロック塀の点検チェックポイント
ブロックが大丈夫かな?と気になっている方はちょっと調べると上記の表をよく見かけます。
でも一般の方は、ちょっとピンとこない方も多いです。

基本的には

ブロックにひび割れがある。
ブロックが傾いている。

この二つのどちらかに該当していれば アウトです!
早急に直しましょう。

横浜市では「このブロックは危険です」 という表現はしません。
「改善する場合には補助金が下りる対象のブロック塀ですよ」という表現となります。
危険=強制 というとらえ方もありますので、強い表現は避けているようです。
あくまでも「横浜市として指導しましたよ」
ということになるのでしょうか?


熊本県の地震でブロック塀の倒壊による事故ではブロック塀の所有者に6700万円の賠償請求の訴訟になっています。
建物や土地の所有者(ブロック塀や樹木も含む)の管理不足による第3者への危害がある場合、所有者の責任となります
早めに対策を取りましょう

手続きの流れ

このブロック塀は危険かな?
(令和3年10月31日にて受付終了)
(→横浜市による受付日程の通知)
現地調査立ち合い 
(→横浜市より委託された設計事務所・報告書の作成)
↓(約2か月)
回答書の受領 
→ こちらにブロック塀の修繕範囲やおよその金額。施工方法参考例が記載されています
工事会社の選定、見積書の取得

補助金申請書の提出
令和3年12月31日まで
(→回答書に同封されています。もしくは申請書等横浜市ホームページより

解体のみ → 回答書の添付書類の図面に解体範囲を赤枠で囲い添付。
基礎からやり替え、フェンスを取り付ける場合 
     → 施工会社より図面やカタログの取り寄せをして添付
よくわからない場合、面倒な場合は施工会社に申請の代行を依頼しましょう
(有料となります3~5万円)
 ↓(約6週間)
工事の実施

工事完了→完成報告書の提出
↓(約2週間)
検査実施(写真提出のみの場合もあります)
補助金確定通知書の受領
(→こちらで補助金額が確定となります)
↓(約2週間)
請求書、振込先の提出
補助金の受領

という流れとなります。

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横浜市のパンフレットにもあります
ブロック塀等の改善工事等について相談できる窓口 として
日本エクステリア建設業協会神奈川県支部 と記載がります。

Yamasoでもこちらに所属しており、多くのご相談をいただいております。

上記の事前相談票に関しましては 横浜市へのご相談となり、記載されている各協会、団体にご連絡をいただいても話が先に進みません。
補助金が下りるかどうかの判定は横浜市となりますので、直接ご連絡をお願いします。

道路に面していないブロック塀、隣地境界とのブロック塀に関しましては補助金はおりません。(一部例外を除く)
その場合は直接各協会や工事店に連絡してご相談ください。

施工会社の選定 横浜市に本社のある会社よりお選びください

会社を選ぶ際には
① ブロック塀診断士が在籍している会社
② 建設業登録をしている会社
を選ぶとよいでしょう
建設業登録はを行っていない会社は500万円以上の工事を請け負ってはいけないということもありますが
毎月の労働基準監督署に一括有期事業開始届の提出をしている会社となり、しっかりしている会社の一つの証となるものと思われます

街中の外構屋さんの中には営業が中心で仕事は外注なので工事の中身はお任せ。という会社も多くあります

街中ではブロック塀の改善にも関わらず見えない部分での手抜きや省略化されているものを見かけることがあります。
ブロックは積めるが細かいブロック塀の規定を知らないまま行っている会社や知っていても面倒なのでやらない会社も多くありますのでご注意ください。
また安すぎる会社は基礎が作られない簡素なもので済ませている会社もありますので、どのように基礎を作りますか?と聞いてみるとよいでしょう。
基本的な部分となりますので、即答できない会社は工事をお任せということになります

横浜市本社がある(横浜市に税金を納めている会社)会社の見分け方
検索 → 国土交通省 建設業者 → 商号の入力 → 会社名をクリック →会社の概要が見れます。
こちらを印刷して横浜市に提出してください。

QS_20200917-190530
国土交通省 建設業者 と上記が表示されます
QS_20200917-190644
商号の欄に 会社名を記入
こちらでは ヤマソウケンセツ と記入した場合の例です
QS_20200917-190846
該当会社名をクリックすると こちらの画面が出てきます(弊社Yamasoの場合) こちらをPDFで保存し印刷して 添付書類として提出。
(保険の加入状況は申請時の記載を更新していないため記載漏れとなっており現在は全て加入しています)

見積りについて

各工事会社のお見積り書は様式や書き方が様々で、比較が難しいことが多々あります。
総額だけで見るのではなく、新規ブロックの基礎形状やブロックの厚み等を比較してみましょう。
詳細の基礎サイズ、ブロック厚みが記載していない場合は工事会社に聞いてみましょう。

横浜市からの補助金額は
ブロック塀等の除却工事 (ブロック塀を壊す費用)
工事会社の見積りの90% (1割は自己負担となります) 又は 長さ1m当たり9,000円 のどちらか低い額 となります。
(ブロック1段20cm分でも、ブロック10段2m分でも補助金の額は 1m当たり9,000円となります。)

例 ブロック高さ7段(1.4m)。6m分の場合 
 工事会社見積り1.4×6=8.4㎡×解体単価¥10,000/㎡ =¥84,000+税=¥92,400
 横浜市の査定額 6m×¥9,000= ¥54,000
 額が低い方になることから 補助金額は¥54,000となります。



新たにフェンスをつける場合

工事会社の見積額の1/2(半額)
又は
① 基礎を新設する場合 → 1m当たり¥37,000
   例1 ブロック高さ道路より60cm以下でブロック基礎から作り直し、フェンスを付けた場合
    2 フェンスの柱を独立した基礎で埋め込み、フェンスを取り付けた場合
② 既存の基礎を使用する場合 → 1m当たり¥18,000
   例1 上部のみ撤去したブロックの上に穴をあけてフェンスを取り付けた場合
③ 生垣を設置する場合 → 1m当たり¥3,000
   例1 ブロックを撤去した後に生垣等植栽を植えた場合

①の具体例 長さ6m部分のブロック塀を撤去した後に 新たにブロック3段の上に目隠しフェンス高さ1mを取り付けた場合(金額は参考価格です単価や経費率は会社により異なります)
  ブロック基礎 ¥10,000×6m=¥60,000
  普通ブロック3段積み ¥10,000×6m=¥60,000
  目隠しフェンスH1000 ¥20,000×6m=¥120,000
  合計¥240,000+経費10%+税=¥294,000 → こちらの見積額の1/2 =¥147,000  横浜市補助金¥37,000×6m=¥222,000
よって工事額の¥145,200が補助金対象額となります。

解体費用も合わせると 補助金額は
  
  ブロック除却¥54,000+フェンス工事¥145,200 =¥199,200 こちらが補助金の額となります。

※1 日本エクステリア学会基準では目隠しフェンスを使用する場合、風圧係数が加算されるため、普通ブロックではなく土留め用の型枠ブロックを使用する規定があります。
ブロック高さ、フェンス高さにより係数が変わりますので、工事店にご確認ください。

※2 ブロック塀は、ブロック種別C種(重量ブロック)120mm以上の厚みのブロックを使用することを推奨されています。
100mmの厚みのブロックを使用するのは安全面においても不向きです。100mmのブロックでよいという会社はブロックのことを知らないということで会社選びから除外しましょう!

凹凸のあるデザインをされた化粧ブロックを使用する場合、外側の厚みが120mmであっても、凹凸の一番狭い部分での厚みが呼び厚さとなりますのでご注意ください。(ウルトラC126やスマートC120は実厚み100mmとなります)

工事イメージ

QS_20211120-163324
横浜市からの回答書の書類の中に 上記の図が添付されます。 その中で今回の該当する箇所が赤枠で記されますので
そちらを参照にしてください。

軽量なフェンスとは、メッシュフェンスやアルミ製の格子・目隠しフェンス。木製フェンスや樹脂フェンスも該当します。
メッシュフェンスと目隠しフェンスでは金額が10倍も異なることがありますがフェンスとしての補助金額はどちらを使用しても同じです。

改善事例

BEFORE
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→
AFTER
IMG_20190321_1150271
ブロックを撤去してコンクリート壁を作った例
BEFORE
IMG_20200209_164524
→
AFTER
IMG_20200222_132355
ブロック塀を撤去しブロックの後方にフェンスを立てた例
(道路からの高さが60㎝を超えるためブロック上のフェンスでは補助金はおりません)
BEFORE
r-IMG_20190722_1048471
→
AFTER
r-IMG_20190912_1541401
ブロックを撤去し、フェンスを立てた例
道路より敷地が下がっており
セットバック対象となっていますが、既存利用ということで同じ位置に立てています

YAMASOの工事受付は12月10日まで

Yamasoとしてのブロック塀改善の工事受付は12月10日までとなります
現地調査や申請書類作成があり申請業務を12月末までに行わなければいけないため
12月11日以降のご連絡には対応できかねますのでご了承ください。

補助金を使用しない場合の工事の受付は随時行っております
ブロック塀改善申請以外の工事に関しましては現地調査までに1~2週間をいただくことがありますので余裕をもってお声掛けいただければ幸いです
Yamasoでは多くのブロック塀の相談を寄せられています。
財務省から依頼の、神奈川県内公務員住宅及び所有地のブロック塀診断を行った実績もあり、危険なブロック塀を安全・適正に改善を推進する会社です。

また特殊、稀なケースでのご相談も多くいただき、横浜市と協議しながら解決改善に努めています。

危険なブロックを一つでも少なくし、街の安全に寄与していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。


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