石張り
石張りについて

自然で美しい表情のある石張りはとても高級感のある仕上がりにすることができます。
近年ではコンクリートの2次製品も近年はとても進化をしていますが、やはり時間が経ったときに天然のものと2次製品のもので差が出てきます。
経年変化も楽しむ、長い間愛着を持って使うことを想定している場合は、天然の石張りがおすすめとなります。
では、気になるか価格帯についてはどうでしょうか?
例えば、床に敷く石張りの価格については、石自体の価格と、石の下に敷くコンクリートの価格が両方がかかってくるため仕上げ材の中では高価格帯のものとなります。
(コンクリート2次製品のものは、下にコンクリートを打たなくてもよい仕様の製品が多いです)
また、職人さんの腕が試されるようなもの、施工が難しいものになるとその分施工費も上がってくるのが特徴です。
石の形状の種類
乱形石

和のスタイルにも洋のスタイルにもあわせることができる乱形石。
様々な形状の石を組み合わせて貼り付けをしていきます。
乱形石は普通の四角い石(方形石)よりも、張り方が困難になるため施工費が上がりがち。
また、小さすぎる乱形石は使えなかったり、美しくない石が混ざっていることもあるので、少し余分に石材を発注しておく必要があります。
乱形石の石張りは職人さんの技術によって施工力に大きな差が出てきます。
例えば貼り方。
乱形石の石張りは目地が通らないように張るのが基本ですが、近年ではこのように張れる職人さんが減ってきています。
またどのように乱形石を組み合わせるかっも職人さんの腕の見せ所です。
その会社の実力などを確認するには施工例などをみてどのように石張りをしていりか実際に確認をしてみるのがおすすめです。
目地については、施工会社によって幅が違います。
本来であれは3~5mmが美しいとされていますが、巷では10~20mmの幅で施工をされている石張りを見かけることもあります。
ナチュラルな雰囲気やDIY風の雰囲気を出したい場合は目地が広くでもよいですが、高級感を出したり、美しさを表現したい場合は目地が細い方がよいでしょう。
また、石張りの施工費は目地の広さによっても大きく異なります。









方形石

モダンなスタイルに合わせるならば方形石がオススメ。
こちらも和と洋どちらでも使いやすい素材となっています。
サイズに関しては、大判ものを使用をすると高級感が出ます。
逆に小さめの石のものを選ぶと温かみがある感じに仕上がります。
同じ素材の場合、石の値段は乱形石より若干上がることが多いですが、施工費は乱形石に比べるとしやすくなるため下がります。トータルでみると方形石の方が乱形石より若干値段がさがるといった感じになります。
ただし、見た目がだいぶ違うため、住宅のテイストに合わせて合う形の石材を選ぶことがおすすめです。
ピンコロ石

こちらも和と洋の雰囲気の両方を演出できる石。
花崗岩系のものは和のスタイルに、砂岩系のものは洋のスタイルに合わせやすいです。
10センチ角のピンコロを敷き並べて施工をしたり、駐車場の目地材として使用することが多いです。
コンクリートの間にいれるための目地材として使う時は厚み10cmのものを使用し、アプローチなど全体に敷き並べる時は半ピンコロと呼ばれる厚みが約半分のピンコロを使用します。
ユニット天然石

天然石がネットに張られて施工性がアップしたもの。特に石が小さいものの場合はこのユニットタイプのものがオススメです。砂利っぽいもののほかに、ピンコロ石でもこういったネット張りの製品があります。製品代は少し価格があがりますが、その分施工費が抑えられるのと、工期が縮まるのがメリットです。
石の種類は限られていますがお気に召すものがあれば検討をしてみてもよいでしょう。