こちらもよくあるのですが、新築時にハウスメーカーなどで、12cm厚のブロックで境界部分を1、2段積んだ状態で引き渡しをされ、数年後にこの上にブロックを積み足して目隠しフェンスを設置したいというパターン。
これが1番危ない工事となります。
そもそも、建売分譲地や、ハウスメーカーはこのブロックの上に目隠しフェンスを設置すると思って施工をしていないので(目隠しフェンスを設置する用にブロックを積むと高くなってしまうので)基礎のサイズやブロックの厚みが12cmなどということがほとんど。
しかし、ハウスメーカーが作ってくれたブロックだからこの上に積んでもいいのでは…と上に積んでしまう方もいます。相談した会社さんが止めてくれればよいのですがそうとも限らず、お客様のご要望ということで積んでしまうことも、、、。
また建売造成地のコンクリート擁壁の上に1段ブロック積みその上にメッシュフェンスというところを見かけます。
そのブロックに穴をあけて目隠しフェンス。というのも危険です。
安く分譲したいために鉄筋がきちんと入っていないことが多くあります。
その際には一度ブロックを撤去し新しく積みなおした上にフェンスをつけるか、ブロックの内側に独立した基礎を作りフェンスを立てるようにしましょう
近年の台風などで転倒したフェンスを街中でみてきていますが、その大半がこの積み足しブロックの上に目隠しフェンスを施工したものでした。