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熊本地震から2週間――現地を訪ねて感じたこと

このたびの熊本地震により被災された皆さま、そして今なお不安な日々をお過ごしの皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早く安心して暮らせる日常が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。

山創建設株式会社では、8月12日から14日にかけて熊本を訪れ、地震発生から約2週間が経過した現地の様子を見学してきました。

今回の訪問では、被災した建物やブロック塀などの被害状況を確認するとともに、街の復旧状況や、実際に暮らしている方々の声にも耳を傾けました。

地震から2週間。熊本の街は日常を取り戻しつつある

熊本市街地を歩いてみると、地震から2週間が経過したこともあり、商店や道路などは徐々に通常の生活を取り戻しているように感じました。

ライフラインも復旧し、市街地では人々が普段の生活を送っている姿も多く見られました。

実際に街の方からお話を伺うと、

「地震直後は家の中の物が散乱して、片付けるだけでも本当に大変だった」

という声が聞かれました。

飲食店ではビン類を棚に置くのではなく地面近くに置き、地震に備えているところもありました。

地震直後の混乱から少しずつ落ち着きを取り戻している一方で、被災された方々にとっては、まだまだ復旧・復興の途中にあります。

外から街を見ているだけでは分からない「生活の中の被害」があることを、感じました。

熊本城も見学を再開

今回、熊本城にも足を運びました。見学が再開されている場所もありましたが、まだ改修途中の段階での地震被害に被害の大きさを感じさせる箇所も多く残っていました。

 

見学者はまだまばらで、街全体が日常を取り戻しつつある一方、熊本城をはじめとする復旧には、まだ長い時間が必要なのだと感じました。

報道では悪い部分ばかりが多くみられましたが、ぜひ熊本に行って観光をしていただきたいものと実感しています。

 

ブロック塀診断士・建築士・防災士・町内会長、それぞれの視点から

今回の熊本訪問では、単に被害を見るだけではなく、いくつかの異なる立場から現地を見てきました。

私は、外構工事を行う建設業者として、またブロック塀診断士、建築士、防災士、そして町内会長という立場があります。

ブロック塀については、市内ではさほど被害は見られませんでした。(2週間が経過し片づけられたものもありました)

県南部で景色が一変

県南部に入ると景色は一変!ブロック塀の倒壊は随所にありましたが

多くの家で屋根上にブルーシートがかぶせられており、瓦屋根が落ちている家が多数。

道路面の割れ、隆起。沈下などが多数見られました。 幸い主要道路は迅速な復旧の跡が見られ通れるようになっています。

八代市に入ると被害は深刻で家の倒壊が随所に見られました。

ただ、新しい建物は新耐震基準の効果もあり遠目でのおおきな損傷は見られなかったようにも思いますが、壁のひび割れ、はがれはあるようでした。

視察2日目にボランティアに参加

プロボランティアとして一般の方ができない場所や工具を使用する場所ハードな場所希望しましたが、そちらは既に入っている災害救援ボランティアが行っているということで、そちらに声掛けしましたが、準備不足にて受け入れNG。確かに1日だけ知らない人が来ても一緒にやる人は怖いですよね。

ということで一般の当日受け付けているボランティアセンターに足を運び、順番待ち。。

○○地区家財の片付け5名。○○地区がれきの撤去6名。。 などの声で希望者が手を挙げて前から順番に。ハードな個所にあたるようにとも思いましたが、後ろが詰まって押し出されるように、家の内部の冷蔵庫、タンスその他の搬出に行きました。

水道も電気も止まり、現在は近所の家に間借り。クーラーが無いので暑くて住めないとのこと。使えそうな冷蔵庫でしたが、停電の影響で中の物が腐って空けると強烈なにおいが。。。

軽トラックを支給され6人がかりで3台分の搬出でした。

お礼にということで(本当は受け取ってはいけないようですが、余って捨ててしまうかもしれないというお言葉に甘えて)

趣味で作られたというお茶碗を一ついただきました。一緒にいたメンバーも湯呑やビールグラスなどいただきました。

今回の視察でいろいろと災害状況を観ましたが、結局断層に当たればどうにもならない。耐震も役に立たない。という実感です。

10年前の雲本自身で鉄筋コンクリートで丈夫に作り直した家も断層の影響で傾いてしまい、どうにもならなかった。 ということです。

こればかりは住む場所を選ぶ際に断層が無いかを調べるしかないようです。

避難所は?

今回件中心部から南下したため避難所は1か所しか回れず、観れたのは公民館研修室での避難所でした。

建物内の一室ということで空調が効いており、テントで各世帯仕切られているためプライベート空間も保てそうな感じでした。

聞いた話ではありますが、10年前の震災時には学校へ避難。教室へ案内されたが、室内が怖くて皆昇降口に毛布一枚の上に座って昼夜過ごしていた。

2回の大きな地震でまたいつ来るかわからないという恐怖心があり中の方へは入れない。トイレや水がとても困った。ということでした。

 

防災士としては、地震が発生したときに地域でどのように助け合うのか、避難や地域コミュニティの重要性について考えながら現地を歩きました。

そして町内会長という立場からは、災害時には行政だけではなく、近隣住民同士のつながりや、日頃からの地域活動が大きな力になることを改めて考えさせられました。

町内会に入っていない人はどうしましたか?という問いには、排除することはできないので、これを機に入ってもらうように促すだけ。ボランティアが来る前に自分たちの力でできることは協力しながらやるしかないということでした。

地元の社会福祉協議会(社協)の方とお話しのなかでは協議会の方は仕事で行っているが自治会の社協担当では自分の仕事もあり、他の地域の社協の方々の応援で成り立っている。多様なニーズに応えるのに大変。電話の向こうではボランティア要請の連絡の中で、悲しみや状況を話し込む人もおり電話対応の大変さが伝わってきました。

 

災害への備えは「起きる前」が大切

今回、熊本を訪れて強く感じたのは、災害が起きてからではなく、災害が起きる前に何をしておくかが大切だということです。

ブロック塀や建物の安全確認。家の中で家具が倒れないための対策。避難場所や避難経路の確認。

そして、いざというときに声を掛け合える地域のつながり。

どれも特別なことではありませんが、災害が起きたときに大きな違いにつながります。

今回の熊本で見たこと、聞いたことを、今後の仕事や地域活動にも生かしていきたいと思います。

山創建設株式会社は、外構工事を通じて住まいの安全・安心に関わる会社として、これからも地域の皆さまに役立つ情報を発信してまいります。

最後になりましたが、熊本地震により被災された皆さまの一日も早い復旧・復興を、心よりお祈り申し上げます。

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