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四国化成 / エクステリアとは?

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【四国化成 知っておきたいエクステリアのいろは】

得てして曖昧な使われ方をする「エクステリア」という言葉は、いったい何を指しているのでしょうか?また、「ランドスケープ」との違いは?まず、これらの言葉の意味を。そして、「住まい」と「公共」スペースの違いなど、混乱しやすいポイントを整理しています。

使う人や、使われる場面によって、微妙に意味合いの違う「エクステリア」。一般的には、住宅や施設の室内空間を指す「インテリア」に対し、建物の内部を除く敷地内空間の総称として用いられます。主にどのあたりを指すのかは、住む人のライフスタイルや興味、こだわりのポイントなどによりさまざまです。
似た言葉に、エクステリアという言葉が入ってくる以前から使われていた「外構」がありますが、両者の違いは、必ずしも厳密なものではありません。「エクステリア」が、どちらかというと「空間」や「環境」といった視点から捉えられているのに対し、「外構」は、「構造物」の意味合いが強いようです。

一般に、「ランドスケープ」の訳語として「景観」があてられます。類義語の「風景」や「景色」が、海や山などの自然を指すことが多いのに対し、「景観」は、自然+道路、橋、建物などの人工物を含んだニュアンスが強くなります。
「エクステリア」と「ランドスケープ」の違いは、単純に言えば、その範囲。「エクステリア」が、個人宅や特定の施設の敷地に範囲を限定されるのに対し、「ランドスケープ」は、その外側の街並み、公園、商業施設など広範囲に拡がる生活環境を指します。両者は別の概念ですが、「エクステリア」は、「ランドスケープ」の一部を構成していると言えます。

「住まいのエクステリア」は、戸建住宅や集合住宅における、建物の内部を除いた敷地内空間。「公共のエクステリア」は、文字通りパブリック(公共)スペースの建物内部を除く敷地内空間です。「住まいのエクステリア」が、住む人や訪問客など、特定の利用者の好みや利便性・安全性を考慮して計画されるのに対し、「公共のエクステリア」は、より広範囲の利用者を想定して計画されます。
また、住まいの敷地内には、必ず、内部空間を備えた建物がありますが、公共の場合は、広場、公園など内部空間を備えた建物が存在しないことがあります。その場合も、そこにあるベンチ、駐輪場や駐車場といった設備などは「エクステリア」です。

単純には、「インテリア」が屋内(または室内)であるのに対し、「エクステリア」は屋外です。ただし、その境界は、必ずしも明確ではありません。特に近年の住宅においては、アウトドアリビング、サンルームなど、外の暮らしを楽しむための、中間的領域が重視される傾向が強まっていることも、その理由の一つです。また、テラスやパーゴラなどは、外の空間でありながら、家族がゆっくり過ごす生活空間でもあるため、そこに置かれるイスやテーブルなども、家族やお客様が、より快適に過ごすためのものという意味において、「インテリア」と同様の感覚でチョイスされるべきものです。

※ 四国化成「知っておきたいエクステリアのいろは」より参照

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