
崖地+距離の長い階段改修工事<横浜市>

古くからある階段で、所々ひび割れ・欠損・崩落していました。
何度か補修をしたようですが、それでもどんどん酷くなっていくのでどうにかしたい。というご依頼で改修工事を行いました。
今回の工事は、傾斜地で階段の距離も長かったことに加え、場所的にトラックを横付けが出来ず、運び作業だけでも大変な工事でした。
また、この階段を必ず通行しないと家に行けないお宅が数件あったため、いっぺんに工事せず、箇所ごとに工事のタイミングを分けたり、抜け道の作成なども行いました。
工事前
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① 片側が崖地になっており、ひび割れ・欠損・崩落に加え、手すりもない状態で、こちらの階段を利用する住民の方々にとって不安と危険を感じる状態でした。
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② ひび割れが目立ち、傾きなども見られました。
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③ 一部踊り場が歪で急な傾斜になっていたり、蹴上の高さが不揃いだったりもしました。
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④ 崖側に傾いてしまった階段。
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⑤ 今にも崩れそうで歩くのが不安・・・
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⑥ 崖地で手すりもない状況で、階段の幅が狭いところもありました。
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⑦ 蹴上の高さも踏面の奥行きも不揃いで、踊り場部分も一部傾斜がきつい部分があったので、既存階段は撤去し、一から配置・高さ・幅・角度など設計し直しました。
工事完了
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① 既存階段は撤去し、化粧型枠ブロックを使い、基礎からしっかり作り直しました。
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② 不揃いだった蹴上の高さと踏面の奥行きもできるだけ均等に。これでけつまずく心配も減ります。
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③ 踊り場も綺麗に作り直し。
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④ 崖地側には手すりも設置。
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⑤ この階段沿いに住まわれている方々も使いやすいよう設計してあります。
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⑥ 階段幅も広く設け、必要な所には両サイドに手すりを設置しました。
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⑦ これで階段の崩壊もなくなり、転落の心配も減りました。
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[住宅側手すり] 転落防止だけでなく登りやすさも考慮し、一部住宅側にも手すりを設置しました。
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[上からの眺め 上段]
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[上からの眺め 中段]
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[上からの眺め 下段]